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2009年 04月 26日

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2004年9月  史上最悪となる僕の朝は、白々しい街の路上から始まった。


ふと目を覚まし、上半身を起こした僕は 細い枝にぶつかった。
自身が寝ていたのが4車線道路の中央分離帯であることに気づく。

前日にアルコールを過剰摂取したことを思い出すのに、
すこしばかり時間がかかった。





昨晩、僕は退廃が散らばる六本木の細い路地を歩いていた。

目的地は 鮮やかなファニーピンクの看板から3つ目の角を右に曲がった場所。
ひときわデカダンスを色濃く漂わせる、僕の隠れ家であるキャバレーだ。


その場所をなんと形容したらいいだろう。

一言で言うのであれば、場末のバーとでも言うべきなのだろうが
僕の視界には此処は格別の美しさが存在しているのである。

かつて豪奢であったであろう調度は埃を被り輝きを失い
床板の一部は軋み、歩くたびに不協和な音をたてる。
そしてそこに集う人間は、
言葉も色も様々で個々の嗜好をその嗜好のままに体現している。


愛しい、あまりに美しいこの場所。

この日も僕はこの場所を訪れ、
デカダンスな北欧の友人たちと、酒と思想を酌み交わした。

この廃墟の扉を開ける直前にケミカルの渦へTripしていたことも忘れて。

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そうしてその廃墟の心地よさに気をよくして壊れた無線機のように喋りまくり、
バーテンダーが靴擦れを気にしだすほどのグラスを傾けているうちにいつしか
僕は意識を手放した。


それが昨夜だ。





そう、問題はここからだ。

なにをどうしたらこのような惨状がお目見えするのか全くもって理解できないが
何故か今現実として僕は、着衣もみだらに4車線道路の中央分離帯に転がっている。

例えば、胸元まではずれたボタン
例えば、腿まで捲れたスカート
例えば、はずれてほつれたガーター

まぁそんな具合。

あまりの惨状にしばらく呆けたまま時が過ぎ
そのうち
しびれた足に、僕はのそりと腰を上げた。

すると不意に頭上から、低い男の声がした。

「お目覚めですか、姫君」




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・・・


・・・


・・・



・・・あぁ、理解できない。



昨夜僕は一体何をした?

                       - 続 -


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なにやら物語を書き始めたとお思いでしょうが
日記です・・・

もう二度とお酒は飲み過ぎないと固く誓った日でした・・
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by xx-aki-xx | 2009-04-26 05:37 | ■その他

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